上郡日記ブログｂｙ漢方芍薬堂

このブログについて

神戸で漢方薬専門薬局を開局し、以来31年間日々研鑽を積みながら現在に至っております。縁あって2019年に上郡町に店舗と共に移住しました。日々の出来事、出逢い、感じたことなど季節を織り交ぜながら発信していきたいと思います。
神戸・明石のお客様に対しては、今までの絆を大切に元気の源として、また上郡町の良さを身近に感じていただきたく発信していきたいと思います。それと同時に地元上郡町を中心に赤穂市、相生市、たつの市、備前市、佐用町の方々など幅広く地域の健康増進に漢方・食養生・薬膳を通じ貢献させていただきたく思います。

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漢方芍薬堂HP 「日々塩梅」漢方芍薬堂の薬膳ブログ

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紫蘇葉 ― 2025年07月11日

漢方芍薬堂のガーデニング日記

実生で育つたくましい紫蘇
夏の薬膳には欠かせない香味野菜

βカロテン、ビタミンK、ビタミンB2、カルシウムなど栄養豊富な夏の香味野菜

紫蘇葉
辛温　気剤
名医別録
「味辛温、気を下し、寒中を除くを主る」
魚、蟹の中毒を防ぐために葉、穂を刺身に使う

【漢方処方】
半夏厚朴湯、参蘇飲、香蘇散、柴朴湯、九味檳榔湯

白桔梗 ― 2025年07月07日

漢方芍薬堂のガーデニング日記

白桔梗咲き始める

秋の七草の一つ
根は漢方薬として用いる

薬徴
「濁唾、腫膿を主治する也。旁ら咽喉痛を治す」

古方薬議
「味辛温、胸脇痛むこと刀刺の如きを主り、咽喉痛を療し、痰を消し、癥瘕を破り、血を養い膿を排し、竅を利し、嗽逆、口舌瘡を生じ、赤目腫痛を治す。」

新古方薬嚢
「桔梗味辛微温咳を止め痰を去り、膿を消し痛みを鎮む。また、よく咽痛を治す。此みな気を増し気の鬱滞を除くに基づくものなり。」のど痛に用いる桔梗湯にしても化膿性疾患に用いる排膿散及湯にしても即効ある漢方薬として桔梗がその力を発揮している。