一粒 山査子 ― 2020年10月13日
キンモクセイ(桂花) ― 2020年10月08日
黒豆枝豆 ― 2020年10月04日

毎年、上郡町の生産者の方から買っている
黒豆枝豆
このシーズンならではのお楽しみ
【本朝食鑑】から
気味:甘平 無毒
主治:腎臓病。血を活し、排尿をよくし、気分を穏やかにし、諸々の風熱を除き、一切の毒を解する。
強飯(こわいい)には、赤豆(あずき)を加え蒸して造るものもあれば、黒豆を加えて蒸して造るものもある。あるいは石飯ともいうが、それは堅硬であるためであろうか
黒豆枝豆
このシーズンならではのお楽しみ
【本朝食鑑】から
気味:甘平 無毒
主治:腎臓病。血を活し、排尿をよくし、気分を穏やかにし、諸々の風熱を除き、一切の毒を解する。
強飯(こわいい)には、赤豆(あずき)を加え蒸して造るものもあれば、黒豆を加えて蒸して造るものもある。あるいは石飯ともいうが、それは堅硬であるためであろうか
シソの実 ― 2020年10月01日
刺身の薬味としても欠かせない穂紫蘇
本朝食鑑には
「9月半ば(旧暦)に枯れた時、子を収穫する。子は細かく芥子のようで黄赤色をしている。あるいは、紫蘇子も荏(えごま)油のような油が採れるという。~中略~子も醃(塩漬け)にしたり乾したりするが、いずれも愛すべきものがある。」
本草綱目の蘇 子には
気味:「辛し温にして毒なし」
主治:「風を治し、気を順にし、膈を利し、腸を寛にし、魚蟹の毒を解す」時珍
発明:「時珍曰く、蘇は子と葉と功力は同じであって、風気を発散するには、葉を用いるとよく、上、下を清利するには子を用いる。」
漢方薬では、この使い分けの実際として、虚証に使われる風邪の漢方薬に、香蘇散、参蘇飲がありいずれも紫蘇葉が配合されている。また紫蘇子が配合された漢方薬には、蘇子降気湯がある。
<筆者注>
風=風寒暑湿燥火の六淫の首位で、病の原因となるもので、百病の始まりは風といわれる
膈=食道、気管
風気=風邪
清利=熱をさまし気を通利させる
本朝食鑑には
「9月半ば(旧暦)に枯れた時、子を収穫する。子は細かく芥子のようで黄赤色をしている。あるいは、紫蘇子も荏(えごま)油のような油が採れるという。~中略~子も醃(塩漬け)にしたり乾したりするが、いずれも愛すべきものがある。」
本草綱目の蘇 子には
気味:「辛し温にして毒なし」
主治:「風を治し、気を順にし、膈を利し、腸を寛にし、魚蟹の毒を解す」時珍
発明:「時珍曰く、蘇は子と葉と功力は同じであって、風気を発散するには、葉を用いるとよく、上、下を清利するには子を用いる。」
漢方薬では、この使い分けの実際として、虚証に使われる風邪の漢方薬に、香蘇散、参蘇飲がありいずれも紫蘇葉が配合されている。また紫蘇子が配合された漢方薬には、蘇子降気湯がある。
<筆者注>
風=風寒暑湿燥火の六淫の首位で、病の原因となるもので、百病の始まりは風といわれる
膈=食道、気管
風気=風邪
清利=熱をさまし気を通利させる
蕎麦畑 ― 2020年09月29日
蕎麦の花が満開のそば畑
まもなく新そばのシーズン到来か
蕎麦好きには待ち遠しく楽しみの時期
気味:甘 微寒
主治:気分を穏やかにし、腸を寛げ、能く腸胃の滓穢・積滞を練す。また、水腫、白濁、泄痢、腹痛、上気を治す。気が盛んで湿熱がある場合にも宜しい。また、小児の天吊、歴節風を治す。
積滞=粘血液
水腫=体内に水分が過剰に停滞した状態
白濁=小便が白く濁る状態
泄痢=腹下り、下痢
天吊=発作性強直性眼球上転
歴節風=関節リウマチ、関節炎
さてさて様々な効能があると本朝食鑑に記されているが、漢方薬としては用いられていない。
しかし蕎麦は、健康には、非常に良く最近注目されている蕎麦に含まれるルチンの効果。血行を促進し抗炎症作用があり、変形性関節炎に効果があるとの報告もあり、「歴節風を治す」に合致する。
たつの市の蕎麦畑
まもなく新そばのシーズン到来か
蕎麦好きには待ち遠しく楽しみの時期
気味:甘 微寒
主治:気分を穏やかにし、腸を寛げ、能く腸胃の滓穢・積滞を練す。また、水腫、白濁、泄痢、腹痛、上気を治す。気が盛んで湿熱がある場合にも宜しい。また、小児の天吊、歴節風を治す。
積滞=粘血液
水腫=体内に水分が過剰に停滞した状態
白濁=小便が白く濁る状態
泄痢=腹下り、下痢
天吊=発作性強直性眼球上転
歴節風=関節リウマチ、関節炎
さてさて様々な効能があると本朝食鑑に記されているが、漢方薬としては用いられていない。
しかし蕎麦は、健康には、非常に良く最近注目されている蕎麦に含まれるルチンの効果。血行を促進し抗炎症作用があり、変形性関節炎に効果があるとの報告もあり、「歴節風を治す」に合致する。
たつの市の蕎麦畑
ねこのひげ ― 2020年09月23日
牧野和漢薬草大図鑑から抜粋
【分布】
インド南部、アッサム地方、インドネシア、マレー半島に分布し、薬用に栽培される多年草
【薬用部分】
葉または全草(クミスクチン)。葉または全草を採集し、日干しにするか、そのまま使用する。
【成分】
全草に多量のカリウム塩、配糖体のオルトシフォニンなどを含む。
【薬効と薬理】
全草中に含まれるカリウム塩には利尿作用があり、利尿薬として腎疾患、痛風、胆のう炎などに用いられる。また、オランダ、フランスでは膀胱疾患の治療にも有効と報告されており、オランダの薬局方に収載されている。
漢方薬としては扱われていないが、インド、マレーシア、インドネシアなどでは重要な民間薬とされている。
いずれにしてもひげの部分が愛らしい
【分布】
インド南部、アッサム地方、インドネシア、マレー半島に分布し、薬用に栽培される多年草
【薬用部分】
葉または全草(クミスクチン)。葉または全草を採集し、日干しにするか、そのまま使用する。
【成分】
全草に多量のカリウム塩、配糖体のオルトシフォニンなどを含む。
【薬効と薬理】
全草中に含まれるカリウム塩には利尿作用があり、利尿薬として腎疾患、痛風、胆のう炎などに用いられる。また、オランダ、フランスでは膀胱疾患の治療にも有効と報告されており、オランダの薬局方に収載されている。
漢方薬としては扱われていないが、インド、マレーシア、インドネシアなどでは重要な民間薬とされている。
いずれにしてもひげの部分が愛らしい
シソの花 ― 2020年09月22日
斑入りヤブランの蕾 ― 2020年09月17日
今年も大棗酒 ― 2020年09月05日

9月になるといつも作る大棗酒
【大棗】
クロウメモドキ科 ナツメ
神農本草経
味甘平
心腹の邪気を主る。中を安じ、脾を養い、十二経を助け、
胃気を平にし、九竅を通じ、少気少津、身中の不足、 大驚、四肢重きものを補し、百薬を和す。久服すれば身を軽くし、年を長ず。
多くの漢方薬処方の中に配合される大棗
脾胃剤として甘草と並んで重要な生薬
そんなナツメを薬膳酒にしました。
【大棗】
クロウメモドキ科 ナツメ
神農本草経
味甘平
心腹の邪気を主る。中を安じ、脾を養い、十二経を助け、
胃気を平にし、九竅を通じ、少気少津、身中の不足、 大驚、四肢重きものを補し、百薬を和す。久服すれば身を軽くし、年を長ず。
多くの漢方薬処方の中に配合される大棗
脾胃剤として甘草と並んで重要な生薬
そんなナツメを薬膳酒にしました。
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