漢方芍薬堂近くの
里山に咲くガマズミ(莢蒾)
本草綱目には
莢蒾の葉
気味 甘く苦し、平にして毒なし
主治 三蟲、気を下し、穀を消す。煮汁を米に和して粥に作り小児に飼(あた)ふ、甚だ美味である。
※三蟲は、回虫、蟯虫、条虫のことで小児の虫下しに使っていたと思われる。
秋に赤く実る果実は、酸味があり疲労回復に用いる。
花のつき方は、紫陽花に似ており、学名Viburnum(ビブルナム)で近似種や品種改良で園芸品種が多くある。その代表が「オオデマリ」
園芸店で手軽に手に入るなじみのある花も実は山から里へ持ち出され改良が加えられた人の努力があることに感慨深いものを感じる。
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