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ハルコガネバナ2024年03月09日

ハルコガネバナ
ハルコガネバナ

山茱萸の別名
春先にまだ新芽が出始めた庭の花木に先駆け
黄色の花を付け彩りを与えてくれる

山茱萸は、漢方古方に欠かせない生薬の一つ

薬粧提要には
「辛酸温、腎を補い、肝を温め、精を固め、気を秘す」
とあり滋養強壮の能があることを示し、八味地黄丸に配合される

アキサンゴ(山茱萸)2023年11月14日

山茱萸(アキサンゴ)
ガーデニング日記

山茱萸(アキサンゴ)

薬性提要
「辛酸温、腎を補い、肝を温め、精を固め、気を秘す(散逸を防ぐ)」

古方薬議
「味酸平、中を温め、寒湿痺を逐い、腰膝を緩め、水道を助け、小便を利し、及び老人の尿、節ならざるを止め、耳鳴顕風を療するを主る」

数少ない酸味の薬剤で八味地黄丸、牛車腎気丸、六味丸に配合される。

上郡町逍遥~イシミカワ2023年10月17日

イシミカワの実
早朝散歩道

草むらから顔を出したイシミカワの実

【イシミカワ】
漢薬名:杠板帰
薬効:下痢止め、利尿、解熱、腫れ物など
薬効部位:全草
(牧野富太郎)

上郡町逍遥~ウドの花2023年10月14日

ウドの花
早朝散歩道

途中の畑に咲くウドの花

ウド(独活)
薬効:発汗、解熱、鎮痛作用がある
風邪、頭痛、めまい、リウマチ、神経痛、関節痛などに用いられる(牧野富太郎)

上郡町逍遥~木通2023年09月27日

アケビ
朝の散歩道

上郡アルプス、岩木下山道の山裾になるアケビ

アケビ(木通)
苦微温 水剤

神農本草経
「味辛平、悪虫を去り、脾胃の寒熱を除くを主る。九竅、血脈、関節を通利し人をして忘れざらしむ」

漢方では、炎症状態に用いる水剤として湿熱を除き、小便を通じ関節を利する目的で漢方処方に配合される。

配合漢方薬
当帰四逆加呉茱萸生姜湯、竜胆瀉肝湯、消風散、通導散、五淋散など

上郡町逍遥~赤山椒2023年09月13日

赤山椒
朝の散歩道

野生の赤山椒

本朝食鑑には、枝についたまま落ちず、花のようになったものを枝山椒という。
これは饗膳の珍である。

別名:椒紅

本草綱目には
気味:辛し、温にして毒あり
主治:寒を散じ、湿を除き、鬱結を解き、宿食を消し、三焦を通じ、脾胃を温め、右腎命門を補し、蚘蟲を殺し、泄瀉を止める(時珍)

タマノカンザシ2023年09月09日

タマノカンザシ
ガーデニング日記

夜に咲く一日花の
タマノカンザシ(玉簪)

玉簪

気味:甘く辛し、寒にして毒あり
主治:搗汁を服すれば一切の毒を解し、骨硬を下す。癰腫に塗る(時珍)


気味:葉に同じ
主治:蛇虺の螫傷には搗汁を酒に和して服し、渣をつけて中心に孔を残して気を洩らす(時珍)


性は微毒がある。
小便不通を治す。彙集方の玉龍散中に用いてある
(本草綱目)

貝原益軒の大和本草にも毒ありとの記載あり。

上郡町逍遥~ナベナ2023年09月06日

ナバナ
朝の散歩道

川原に咲くナバナ

薬用部位:根
薬効:血行を良くし、腹痛を去き、腰痛、妊婦の健康に効果がある(牧野)

近縁植物に生薬の川続断があり、同じような効能が揚げられている。

上郡町逍遥~薄荷の花2023年09月02日

薄荷花
早朝の散歩道

道端に野生の薄荷の花

薄荷
気味:辛し、温にして毒なし
主治:「咽喉、口歯の諸病を利し、瘰癧、瘡疥、風瘙、癮しんを治す。擣汁で含嗽すれば舌胎、語渋を去る。葉を揉んで鼻を塞げば衂血を止める。蜂螫、蛇傷に塗る」(李時珍)

薄荷が配合される漢方薬
加味逍遥散、川芎茶調散、荊芥連翹湯、柴胡清肝湯、竜胆瀉肝湯、荊防敗毒散、防風通聖散、清上防風湯など数多い。

上郡町逍遥~野生ニラ2023年09月02日

ニラ 花
朝の散歩道

道端に野生のニラの花が咲き始める。

薬用部位:葉、種子
薬効薬理:葉に止血、解毒作用、種子に強壮「、鎮痛作用がある。(原色牧野和漢薬草大圖鑑)

気味:辛く微し酸し、温濇して毒なし
主治:「心に帰し五臓を安じ胃中の熱を除く。病人に利あり、久しく食ふが良し」(名医別録)