上郡日記ブログｂｙ漢方芍薬堂

上郡町で親しくしていただいている方から
タマカンザシの開花前の株分けをいただく いつもながらに感謝、感謝です。

植物に対する愛着が共感できる。

タマカンザシは、薄緑の葉が涼やかで庭に涼を与える存在

漢薬名「玉簪」（ギョクシン）
Hosta.plantagiinea.

本草綱目には、別名「白鶴仙」（花の形容に由来する）
根
　　気味：甘く辛し、寒にして毒あり
　　主治：搗汁を服すれば一切の毒を解し、骨硬（のどに魚の骨が刺さったもの）を下す。
　　　　　　癰腫に塗る

葉
気味：根に同じ
主治：蛇虺（ヘビ・マムシ）の螫傷（サシキズ）には搗汁を酒に和して服し、渣を傅けて中心に孔を残して気を洩らす。

日本古来のギボウシとは少し違った趣があり間もなく開花を迎え
夜間の開花と芳香が楽しみ