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上郡町逍遥~小麦収穫間近2025年06月06日

小麦
朝の散歩道

たわわに実った小麦の穂が
収穫の時期を待っている
小麦は西播磨では醤油や揖保乃糸の原料となる重要な穀物。

一方、漢方でも重要な生薬である。

小麦(ショウバク)
<名医別録>
「小麦気味甘微寒無毒、客熱を除き煩渇咽燥を止め、小便を利し、肝気を養い漏血睡血を止どめ、女人をして孕み易からむと」

<新古方薬嚢>
「小麦甘微寒、意を安じ、煩を除くことを主る。故に甘麦大棗湯に用いられまた厚朴麻黄湯に用いられる。」

ユキノシタの花2025年06月04日

ユキノシタの花
漢方芍薬堂のガーデニング日記

ユキノシタの花

薬用部位:葉(虎耳草)
薬効:緑膿菌、コレラ菌、チフス菌、黄色ブドウ球菌などに対し抑制作用が確認されている。
中耳炎、湿疹、かぶれ、腫れ物、軽いむくみ、痔の痛みなどに用いる。
主に外用とする。

大和当帰花2025年06月03日

大和当帰花
漢方芍薬堂のガーデニング日記

大和当帰の栽培
いくつかの株で開花

当帰
古来、大和当帰が上品とされる
晩秋に堀上げ根を修治し乾燥させる
<新古方薬嚢>
「当帰、味甘温中を緩め外の寒を退け、気血の行りをよくすることを主る。故に手足を温め、腹痛を治し、内を調へ血を和し胎を安ずる。之れ当帰の好んで婦人血の道の諸病、諸の冷え込み等に用いられる所以なるべし。」

上郡町逍遥~マメグンバイナズナ2025年05月30日

マメグンバイナズナ
朝の散歩道

道端に咲く
マメグンバイナズナ

薬用部位:種子(葶藶子)~テイレキシ
薬効:緩下、利尿、鎮咳薬として各種浮腫や喘息などに用いる

漢方薬に配合される生薬だが
一般用漢方処方の中にはない

<金匱要略>
葶藶大棗瀉肺湯
「肺癰にて胸満脹し、一身面目浮腫し、鼻塞し清涕出で香臭酸辛を聞かず、咳逆上気し、喘鳴迫塞するは葶藶大棗瀉肺湯之を主る」

<傷寒論>
牡蠣沢瀉散
「大病差えて後、腰より以下、水気ある者は牡蠣沢瀉散之を主る」

上郡町逍遥~ナツグミ2025年05月30日

ナツグミ
朝の散歩道

赤い実がひときわ目を引く
道沿いの山裾に自生する

ナツグミ

薬用部位:果実(木半夏)
薬効:収れん作用があり、打撲傷、喘息、痢疾、痔瘡を治す。

上郡町逍遥~キンギンカ2025年05月29日

金銀花
朝の散歩道

上郡町では、この時期、あちこちで見かけることの出来る
キンギンカ(金銀花・忍冬)

忍冬(本草綱目)
「花の初め開いた時は、蘂(しべ)瓣(花びら)共に白色だが、ニ三日経てば、その色が黄に変じ、それが新旧相交じって黄白相映ずるものだから金銀花と呼ぶのである」
気味:甘し温にして、毒なし
主治:寒熱身腫、久しく服すれば身体を軽くし天年を長くし、寿命を益す」(名医別録)
忍冬は、茎、葉、花の効用はみな同じ

実用面においては、茎、葉を忍冬、花は金銀花と称し
諸腫毒を解し、諸瘡を治すことから漢方処方に配合される

忍冬
紫根牡蛎湯、治頭瘡一方

金銀花
荊防敗毒散、五物解毒湯、銀翹散
金銀花2

上郡町逍遥~ウツギ2025年05月27日

ウツギ
朝の散歩道

山裾に咲くウツギの花

この時期、上郡町のあちこちの山裾によく見かける

薬用部位:果実
薬効:果実は身体や皮膚中の熱をつかさどり、邪気を除く。     遺尿をとめて、尿を利し、胃中の熱を除き、気を下す。     日本では、通常利尿薬とする。

上郡町逍遥~ニガナ2025年05月23日

ニガナ
朝の散歩道

道端に咲く
ニガナの花

薬用部位:全草
薬効:消化不良、食欲増進、副鼻腔炎などに(牧野)

上郡町逍遥~ユウゲショウ2025年05月23日

ユウゲショウ
朝の散歩道

畑の畔に咲く

ユウゲショウ(夕化粧)
根:(紫茉莉根)
根にアルカロイドのトリゴテリンを含み食すると嘔吐、下痢を起こす

上郡町逍遥~オニタビラコ2025年05月23日

オニタビラコ
朝の散歩道

畑の畔に咲く
オニタビラコ
鬼田平子(キク科)
薬用部位:全草
薬効:解熱、解毒、消腫、魚の中毒(牧野)