上郡町逍遥~キカラスウリ ― 2023年07月01日
早朝散歩の途中、河原の草むらにキカラスウリの花を見つける。(6/29)
漢方薬に用いられる重要な生薬である。
根は、栝樓根、種は栝樓仁としてそれぞれ漢方薬に用いられる。
栝樓根 苦寒 血剤
<神農本草経>「味苦寒、消渇、身熱、煩満、大熱を主る。虚を補し、中を安じ、絶傷を続く」
柴胡桂枝乾姜湯(傷寒金匱)
柴胡清肝湯(一貫堂)
滋陰降下湯(寿世保元)
栝樓仁 苦寒 血剤
<本草綱目>「肺燥を潤し、火を降ろし、咳嗽を治し、痰結をあらい、咽喉を利し、消渇を止め、大腸を利し、癰腫瘡毒を消す」(時珍)
小陥胸湯(傷傷寒)
柴陥湯(本朝経験)
柴胡桂枝乾姜湯は、虚証の柴胡剤として重要な処方で、大塚敬節曰く「少陽の邪を解すると共に、体液を潤し、上衝の気をしずめる効がある。これに用いる栝樓根は必ずキカラスウリの根を用いるようにし、カラスウリの根を用いてはいけない」と傷寒論解説の中で述べている。
そんな重要生薬が、身近な散歩道に見つけることができる自然豊かな上郡町の豊かさに感謝。
漢方薬に用いられる重要な生薬である。
根は、栝樓根、種は栝樓仁としてそれぞれ漢方薬に用いられる。
栝樓根 苦寒 血剤
<神農本草経>「味苦寒、消渇、身熱、煩満、大熱を主る。虚を補し、中を安じ、絶傷を続く」
柴胡桂枝乾姜湯(傷寒金匱)
柴胡清肝湯(一貫堂)
滋陰降下湯(寿世保元)
栝樓仁 苦寒 血剤
<本草綱目>「肺燥を潤し、火を降ろし、咳嗽を治し、痰結をあらい、咽喉を利し、消渇を止め、大腸を利し、癰腫瘡毒を消す」(時珍)
小陥胸湯(傷傷寒)
柴陥湯(本朝経験)
柴胡桂枝乾姜湯は、虚証の柴胡剤として重要な処方で、大塚敬節曰く「少陽の邪を解すると共に、体液を潤し、上衝の気をしずめる効がある。これに用いる栝樓根は必ずキカラスウリの根を用いるようにし、カラスウリの根を用いてはいけない」と傷寒論解説の中で述べている。
そんな重要生薬が、身近な散歩道に見つけることができる自然豊かな上郡町の豊かさに感謝。
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初採れ茗荷 ― 2023年07月05日
古くから「血を活かし、月経を調える」とされ、香り成分であるα-ピネンにより血管を広げ血行を促進する作用があり、殺菌、解毒作用もあることから刺身や冷や奴の薬味として使われる。夏の薬膳には欠かせない食材。自家栽培の初採れ。
α-ピネンは、独特の香りで、頭をすっきりさせたり食欲増進、血行促進作用があり、ローズマリー、パセリ、バジル、ディル、バラ、ヒノキなどに含まれ、アロマテラピー、森林浴などにも活躍する成分。
日本では、平安時代に編纂された「延喜式」に襄荷として栽培方法が記載されており、その頃には普及していたと思われます。また、食用として用いるのは日本だけらしい。
<茗荷 子花>
気味:苦甘 微温 無毒
主治:鬱を開き、食を進め、邪気を除き、不祥を祓う
(本朝食鑑)
α-ピネンは、独特の香りで、頭をすっきりさせたり食欲増進、血行促進作用があり、ローズマリー、パセリ、バジル、ディル、バラ、ヒノキなどに含まれ、アロマテラピー、森林浴などにも活躍する成分。
日本では、平安時代に編纂された「延喜式」に襄荷として栽培方法が記載されており、その頃には普及していたと思われます。また、食用として用いるのは日本だけらしい。
<茗荷 子花>
気味:苦甘 微温 無毒
主治:鬱を開き、食を進め、邪気を除き、不祥を祓う
(本朝食鑑)
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