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山茱萸のつぼみ2021年02月17日

山茱萸のつぼみ
漢方芍薬堂の店先の植え込みに
山茱萸がつぼみをつけました

山茱萸
江戸時代(享保年間)に薬用植物として渡来
この時代、徳川吉宗は薬用植物の生産にも積極的で
その代表がオタネニンジン(御種人参)の国内生産

山茱萸は、滋養強壮剤で能く水をめぐらし、血を利し
精を固め、陰を強くし、陽を補け、五臓を利し、九竅を通利する
また、腰、膝を暖め、下焦をを固くし、風寒、湿痺、耳鳴り、耳聾を治す

薬味薬性:酸平 水剤
五味の酸は、肝を補い、腎を助け、肺を益す

早春に咲く爽やかな黄色の花は、花少ない春を彩る
ハルコガネバナとして愛されている

漢方薬に配合される山茱萸は、秋に熟した実の種を取り
乾燥したものを用いて
八味地黄丸、六味丸、牛車腎気丸に配合される

漢方生薬の中では、数少ない酸味の生薬で
配合されている漢方薬は少ないが、腎気を補う生薬として
なくはならない重要な古方の生薬の一つ

#山茱萸 #サンシュユ #ハルコガネバナ #八味地黄丸 #牛車腎気丸

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