梅のお話し その二2020年03月08日

梅の花は、万葉集にも歌われ
百花の魁として愛でられてきた

東風吹かば 匂おこせよ梅の花
あるじなしとて 春なわすれそ

は道真の有名な歌

実用としては、梅の実

日本人にとっては切っても切れないのが梅干し
いつ頃から梅干しが食べられるようになったのか・・・・
記録によると平安時代中期、村上天皇が病の時「梅干しと昆布を入れたお茶で快癒した」とあります

984年丹波康頼が著した日本最古の医学書「医心方」には
「梅は三毒を断つ」として梅干しの薬効が書かれています

三毒とは「血毒」「水毒」「食毒」のことで
「血毒」は熱中症など血液が粘る状態
熱中症には、水と、塩(伝統海塩)を補給しますが
クエン酸は、疲労回復だけではなくミネラルの吸収を助けます
「水毒」はまさに水あたり
「食毒」は食中毒・・・煮魚に梅干しを入れるのは
臭みを取ったり、さっぱりさせるだけでなく魚毒を取る作用を言っています

また、鎌倉時代には、紫蘇を入れるようになり
「僧家の肴」と言われ禅僧の食膳に乗せられました

江戸時代の「雑兵物語」には、武士の食糧袋には「梅干丸」
を常に携帯しておくこと、また、その使用方法についても
書かれています
救急薬「息合の薬」「水渇丸」として使われていたことが分かります

黒田官兵衛は、家来に「男子生まれたら梅三株植えよ」と命じています

本朝食鑑には
主治:能く邪を除き、熱を消し、鬱を開き、渇を潤し、胸郭の煩悶
および酒毒をのぞき、食毒、魚毒を解する

日々梅に感謝、自然の恵に感謝、梅酒で薬膳酒



その三は「塩梅」です

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